春の第一回岡山産馬成績
はなお
県営第一回岡山競馬は岡山春売馬のトップをきって,予定通りの3月5日より開催した。
今回は,2ヶ月余り前回との間があり特に日取の関係もよくいった関係上,県外の出場数は東は北海道より西は鹿児島に至る各県に亘り,総数240頭の多数の出場で主催者側は予想違いで戸惑した位だった。
初日より晴天に恵れ,常達のファンは勿論でつと売馬場へ殺到,第1日は雲って見ない入場者で前景気よろしく,和やかな売馬風景を展開したので,此の分なら予定の成績は挙げられるものとほくそ笑んでいた。が思うようにゆかぬのが世の中で後半の5,6(土日)が,よく言う「奈良の水とりは寒い」時にぶつかって寒さが逆戻りし,加えて強風に見舞れファンの出足が悪いのに最終日9,10レースの最優秀レースが出た頭数3頭となった事が一層成績を悪くした。売得総計774万円に止ったことは売は水ものとはいい残念なことであった。
尚第3日9レース甲馬駈歩競走で各騎手が馬の全能力を発揮しなかったために売走不成立となった事は甚だ遺憾な出来事であった。
騎手は馬場に一度出れば戦場であり,スポーツ精神によりどこまでも公正なレースを行わなければならない。競馬実施規則にも「騎手は,競走において,馬の全能力を発揮せなければならない」とある。騎手は人格濁治し,地位の向上を計らなければ自ら墓穴を掘ることになる。此の際反思反省し,騎手道に恥ない正しいレースを行うように切に望ます。
成績概要,次の通り,
目次 |
入場人員 |
出走牛数 |
勝 馬 投 票 券 売 得 |
単 勝 式 |
複 勝 式 |
連 勝 式 |
計 |
3月5日 |
1,786 |
146 |
186,800 |
498,110 |
1,093,050 |
1,777,960 |
6日 |
893 |
111 |
122,320 |
324,530 |
786,220 |
1,233,090 |
8日 |
852 |
118 |
144,950 |
243,220 |
664,070 |
1,022,240 |
10日 |
943 |
141 |
159,500 |
335,200 |
830,000 |
1,324,760 |
11日 |
791 |
111 |
316,860 |
194,480 |
738,660 |
1,050,000 |
12日 |
1,018 |
92 |
185,940 |
232,430 |
915,160 |
1,333,530 |
計 |
6,283 |
738 |
886,340 |
182,970 |
5,027,220 |
7,741,560 |
|
騎乗した騎手数 |
出走した実頭数 |
駈 歩 |
速 歩 |
計 |
県 内 |
49 |
66 |
72 |
138 |
県 外 |
34 |
56 |
44 |
100 |
計 |
83 |
122 |
116 |
238 |