ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年4・5月

4月1日以降の飼料統制はどうなるか?

 昭和13年来統制が実施されて来た飼料は昭和22年2月飼料配給公団が設置され一元的な統制となり配給業務も軌道にのり円滑迅速な業務の運営が出来るようになったやさき本年3月31日をもって公団は廃止となり10有余年にわたる飼料の統制もいよいよ大豆粕を除き撤廃されることとなり飼料配給規則(旧規則)も廃止され新に飼料需給調整規則が制定され4月1日で公布され即日実施となったがかかる飼料配給制度の撤廃により従来の飼料受配対象家畜の飼養者は飼料価格の下落した現在といえども或程度の影響はもちろん家畜及び畜産物価格の下落等により経営上相当大きな支障のおこることも覚悟し飼養技術研究の余地が多分にあることと思われる。
 特に粗飼料資源の開発並びに改良増産を早急に実施するはもちろんであるが濃厚飼料を購入するに当っても飼料中に含有されている可消化養分特に可消化蛋白質と共にこれが価格を比較検討して資料の経済的価値を考慮の上購入すべきか否かを決定すべき要がある。次に飼料需給調整規則の主なる点は次の通りである。

一.統制の対象となるものは大豆粕のみである。

二.米糠については食糧配給公団生産の50%を搾油工場に出荷せしめる。

三.大豆粕の販売業者となろうとする者は県知事に届出すればよい。

四.大豆粕の配給は切符によることとし購入切符は予約券と引換券とよりなり消費者は購入しようとする販売業者に予約券を提示し購入の予約をなし現物到着後引換券と引換に購入する。

五.飼料事情が逼迫し地域的に或は畜産の業態別等に危殆に頻するような事態の生じた場合は農林大臣は米糠,脱脂米糠及び麸の生産工業に対し出荷を命ずる。