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卵の殻

 国立栄養研究所第1部長速水決博士は大阪市立生活科学研究所で開催された第4回日本栄養食糧学会でカルシューム塩類の生体内利用率に関する研究と題して研究報告をなし「日本人は卵殻を愛用せよ」と次の通り強調した。
 日本人はヴイタミンに関心をもつが,カルシュームに対する関心は薄い,カルシュームは人体の発育とくに骨格の発育に力をもち,アメリカではすでにカルシューム時代に入っている。
 日本人はヴイタミン愛用者でもカルシュームに不足しており平均1日最小限度必要量1gの4分の1.025gしかとっていない。
 薬品外のカルシューム給源としてはカキ穀タマゴ穀,石灰石,大理石魚骨の粉末であるが卵の殻は手軽で安価である。
1個の卵殻は大人,2人1日分のカルシュームを含んでおり,これを焼いて粉末としフリカケに混ぜて食べるか,パン,ビスケット,味噌に混ぜるか発育期の青少年には面倒くさがらず与えねばならない。