ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年6月

初夏の養鶏知識

△鶏コクシジウムの発生は孵化後1ヶ月半頃迄が多い,消毒薬はクレゾール石鹸3%液が有効である。

△鶏のコクシジウム病で斃れた鶏は大底盲腸小腸の粘膜が腫れ盲腸膨大し血液を混じ黄渇色物質が溜っている。

△治療にはズルファダイヤジン錠又はズルファメラジン錠を7―8羽に1錠の割で1週間程連続給与すれば有効であると。

△脚弱症は単味飼料の多給密飼が主因であり肝油,カルシューム類塩の給与やB1の注射で軽減できる。

△蚊の被害は産卵量に相当影響するばかりでなく鶏痘伝播の媒介をする蜜柑皮の燻しは効果的であること。

△種痘の時期は鶏痘流行期の1ヶ月前を選び種痘後免疫性を獲得せしめるには約3週間を要し免疫期間は4ヶ月間である。

△鶏痘予防液の種痘量は成鶏0.2t50日雛0.1tである。

△家禽ジフテリア予防接種による免疫期間は1回注射は2−3ヶ月,2回注射は4―6ヶ月である。

△注射量は1ヶ月雛0.5t2ヶ月雛1.0t3ヶ月雛1.5t成鶏2―3tとす。2回注射の場合は第1回量の2割増とし第1回後5―10日目に行う。

△冷暗所に保存した予防液は約2ヶ月間有効である。

△新鮮な生魚屑は優良な蛋白質を含有しビタミンA,D,も相当含んでおり大体成鶏1羽1日約10匁―12匁(魚粉の約3倍)を給与す。

△暑気が加わるにつれて生魚屑は腐敗し易く兎角,中毒を起し易い大量の生魚屑を確保の時は新鮮な流水に浸清し防腐に務めること。

△黄色包米,粟,昆虫,人参,腐植土,野乾草,海藻は卵黄を鮮美濃黄にし大根甘藷,白色包舞米米糠生魚屑は色を白くする。

△産疲れと暑気で兎角衰弱し易い消化良好で栄養価のある飼料を給与し又強壮剤としてニラ,ニンニクの給与は効果がある。運動場には盛夏に備えて緑陰を作ろう。