ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年7月

畜産ニュース

酪農家憂うる勿れこれからが生きる酪農だ

 鋭敏な酪農家の一部のものは牛乳並びに乳製品の統制撤廃と依然と高価を続ける濃厚飼料の入手難を悩み折角の乳牛を分娩前に手放したようであるがひしひし迫る農村不況の前途を思えば真にこれからが酪農であります。
 無から生ずる酪農。酪農でもやらなければ生きてゆけない農村が訪れるのではないでしょうか。今一度ふみ止まって牛の腹の下を撫でて下さい。本県は理解ある工場側の誠意によって各県のそれに比べると1割以上の価格で原料乳は買上げられているのであります。
 当分の間1日の集乳量と価格を示せば下の通りであります。

 岡山県北部酪農農業協同組合
   42円(1升当り)12石(日量)
 国分商店児島工場
   40円      13石
 明治乳業笠岡工場
   35円      35石
 ネッスルプロダクト株式会社西大寺工場
   35円      35石

なお牛乳運賃(割引撤廃)も3割引と言うことで存続されたのであります。