ホーム岡山畜産便り岡山畜産便り昭和25年8月

畜産ニュース

競馬についてお知らせ

一.地方競馬地区別協議会における本省説明について

(1)競馬施行主体について,本年4月の新聞紙上に競馬部を廃止し国営競馬は民営にする旨掲載され,それにともない地方競馬も民営となるのでなかろうかという憶測が行われている向もあるがこれは行政審議会の意見で行政の方針が決まったわけではない。
(2)控除率の引下げについて鋭意努力しているが,関係方面において競馬の控除率は,税の一種であり,他の税をさしおいて引き下げるべきでないという見解で改正の実現を見なかったが,今後実現に努力する。
(3)会計経理の問題 地方競馬を公営としなければならない主な理由はこの問題のためで,補助金の使途を明示し監督を厳にし協力団体の健全な発達に留意すること。

二.競馬法の一部改正「指定を受けたその他の市であって,その区域内に地方競馬場が存在するものについては,年4回以内とする」即ち指定市が年4回開催できることとなった。

三.岡山県騎手試験の通知,8月18日9時から17時まで学科,身体検査及び口答試問を行い,8月19日9時から12時まで騎乗試験で試験は身体,学力,人物,騎乗技術について行う。騎手試験を受ける者は申請書,戸籍抄本,履歴書,本籍地の市区町村長の身分証明書及び名刺型写真2葉を添え知事に提出しなければならない。なお17日騎手講習会を行う。