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畜産ニュース

飼料検査制度

 飼料の検査制度は戦前より論議されながら実施の運びに到らなかつのであるが十数年実施されていた飼料統制が撤廃されたので粗悪資料が出廻ること等が懸念され再度この検査制度の必要を要望した。
 よって農林省では甲信越東海地区各県飼料主任者,飼料工場,製粉製麦油脂関係者及び飼料販売業者等を集め7月12日これが要否について公聴会を開催した処熱心に討論された。
 一応検査制度の実施については反対意見はなかった旨であるがその骨子は善良な飼料の生産業者輸入業者,販売業者及び消耗者を保護し家畜家禽の飼養に関する科学的知識の普及向上を図り畜産の進展に寄与するを目的としこのために飼料及び販売業者の登録と検査を実施しようとするものである。