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越夏蜜源調査成る

 従来,越夏蜜源として,邑久地方の南京は主要なものであった。
 ところが最近,如何なる原因によるか南京の流蜜が少くなり,業界において,急速な蜜源の調査,拡張が強く要望されていたのである。
 このため,県畜産課並びに,県養蜂協議会は去る8月21日より,24日の間に県北部即ち,阿哲,真庭,英田郡の各方面に共同調査班を送り,山中の処女地に調査の触手を延ばしたのである。
 調査は好成績を収め,阿哲郡千屋,新郷,上刑部方面において大約500群英田郡西粟倉方面に50群,真庭郡8束,川上方面において150群の蜜源地帯を得たのである。