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畜産ニュース

第1回岡山県人工授精講習会開催

 家畜改良増殖法の施行に伴い,従来自由に実施されていた人工授精も,これからは人工授精師の免許を受けなければ人工授精の施術をすることができなくなった。人工授精師となるには獣医師であれば登録さえすればよいが獣医師で無い者は国で規定された課目について講習を受け,試験に合格しなければ登録資格が無いことになっているので,県はその第1回の講習会を計画した処申込者は120名に達し,なお続々申込が殺到している状態である。然し乍ら本講習会の目的は従来の様な通り一片の講習会ではなく,学科に実習に充分人工授精の技術を体得し,真に人工授精師としての資格を附与することにあるので,実習その他の点を考慮して一応定員を30人と,現在人工授精を実施している人や現に種雄畜の管理者で人工授精を計画している人とか,人工授精の普及上必要な人を優先的に採用しましたが一般の御希望に添う為引続き第2回,第3回と講習会を開催の予定であるから今回の選に洩れた人は次回迄お待ち願いたい。今回は12月11日から21日迄であって1月9日と10日の両日試験を実施する。合格者は次号で発表の予定である。