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畜産ニュース

牛の結核病検診始まる

 昭和25年度に於ける牛の結核病検診は昨年12月岡山市を皮切りに1月22日から御津郡,赤磐郡,和気郡,邑久郡,上道郡と逐次4月迄に全県下を実施することになった(日程,場所及び区域については岡山県公報昭和25年12月26日発行第5102号岡山県告示第786号を参照されたい。)
 この検査は毎年1回以上乳牛及び種雄牛と又これと同一構内で飼っている牛に対して実施されるもので,かかる牛を飼育されている向はこの機会に全部受験されるよう切望します。
 結核検査も逐次各方面に認識されて,心ある人は結核の検診証を持っていない牛は買わないようになったが,未だ一部の人に於いては検診証を持っていない牛が取引きされているようであり,甚だ危険なことである。
 本誌前号で昨年の検診成績を発表したが,陽性か陰性か分らない疑陽性のものが百数10頭もいたが,かかる検診証のない牛は買わないようにすると共に年1回の検診は必ず受けておくことが必要である。
 岡山市は既に検診中陽性,疑陽性各1頭のみで成績はよかった。