ホーム岡山畜産便り復刻版 岡山畜産便り昭和26年2月号 > 畜産ニュース 優秀な乳用種雄牛の導入なる

畜産ニュース

優秀な乳用種雄牛の導入なる

 如何に優秀な素質を有した立派な乳用種牛でも分娩せねば泌乳しないことは誰れでもが知るところであるが,無責任な種付では確実な受胎は到底望めないところであります。
 すべからく種雄牛を繁養し又蕃殖供用雌牛を飼養するものは今一層蕃殖に関する科学的生理的,研究をして百発百中適確にして無駄のない種付を行うことが酪農の鍵であります。
 去秋全県下に蔓延した牛の流感発生以来南部の乳用牛の受胎率は著しく低下し来るべき今夏の牛乳需給上一大支障を来す憂いを生じたので遅れながら下表3頭の新進青年種雄牛を供用することにしましたから5回6回と種付しても未だ受胎しない向は是非御供試されて愛する酪農界のために御精進の程を。

飼養場所 名      号 生年月日 産    地
浅口郡玉島町 金藤 宇平 第一ヘンドリック アドミラル ダヴイドソンルンド 昭和24.8.19 鳥取県農林省鳥取種畜牧場
倉敷市東粒江 田辺 幹夫 ジェラルディーン オーイスメー   23.8.31 岡山種畜場
邑久郡大伯村 邑久郡人工  授精所 カーネーション バートンルンドラット   24.4.5 香川県