ホーム>岡山畜産便り>復刻版 岡山畜産便り昭和26年5月号 > 畜産ニュース 馬増産講習会終る |
終戦以後軍馬としての需要を失い,各地とも馬産が急激に低下し,それに加えて飼養管理の粗雑,馬産意欲の低下によりその資質に憂うべき現況にあるのでこの際軽種馬生産農業協同組合参事,小松一清先生を招き,3月31日阿哲郡千屋村千屋種畜場,4月2日真庭郡八束村中福田家畜保健所,4月4日津山市家畜市場に於て,馬の飼養管理及び有畜農業経営の一環としての馬飼育と農用役馬体型について御指導をうけ,馬産意欲の向上を図り合理的飼養管理の普及徹底を期し,農用役馬の水準を高揚せしめた。
馬の飼育管理並びに経営については,一般の士気を一層高揚させるため季節別に発表する予定である。今回はその最初として次の「馬の改良及び生産方針(案)」により農用役馬の体型標準についてお知らせする。