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蔓牛認定検査実施さる

 我が国和牛中最古の蔓として名声を博している竹の谷蔓の認定は,和牛登録協会長羽部博士,上坂博士,石原博士等を初め中央審査委員奥井,杉本,和田,森原,藤井氏,地元として土屋会長,梶並場長,加本技師等数十名を以って5月16日千屋村で,17日新郷村で夫々厳密な検査が実施された。当日受検牛は千屋では正牛9頭,副牛85頭,保留牛8頭,其の他参考として種牡牛2頭で新郷村は正牛9頭,副牛32頭,保留牛1頭であった。此等は蔓牛としての条件に適格したものであり血統上にも異常のない点を良く検討された上で最後決定をみるのであるが,流石に竹の谷蔓としての品位,体積,締り,四肢泌乳器,角,皮膚,被毛何れも良好なものが多かった。尚17日一行は竹の谷蔓の元祖難波家を訪れ当家の歴代の祖先の墓参をし,後えいの難波儀市氏の説明を聞き草深き谷間に於て尊くも古き事蹟を偲んで感銘深きものがあった。