ホーム岡山畜産便り復刻版 岡山畜産便り昭和26年6月号 > 編集室より

編集室より

◎予算は骨格予算で純県費の事業は一応保留となっているが,事業の方はやりくりしても行わねばならず困っているところへ,豚コレラが浸入連日予防注射,殺処分,検診と大多忙,それに種畜検査は始まるし,競馬も行わねばならず,その上ニューカッスル蔓延の報が入って来るこの処畜産課は全く眼の廻る様な忙しさである。

◎そこへ香港向牛輸出の朗報が入る。東京事務所の声価がこんな処で表れて来る。思えば本年正月やっとの思いで開いた事務所であり,事業を開始して4ヵ月遂にこの朗報をもたらした日笠君の労を多としなければならない。目下6月,7月と次の商談が持ち込まれている。折角拓けたこの途を充分に活用するように畜産人の協力と援助を願って己まない。

◎豚飼育場の取締規制がでるそうである。箱を造ったが入れる豚が居なくならなければよいがと今から心配である。日本人も第3国人も同時に取締るとの話であるが,正直者が馬鹿を見ないようにやって貰いたい。今回の豚コレラの流行と照らし合せて,検査に行ったら豚は居なかったが検査員が帰ったら出て来た何てことのないように御注意願いたい。

◎競馬,競輪が景気よく開催されていると思うと又候ドッグレースが議会を通過した。岡山市は競輪場の建設を計画している。犬の連中はもうドッグレースの計画をしているらしいがこれは夜間興業であるそうな,新物食いの岡山人の事ではあるが何回続くか知らんと今から心配である,競犬場を誰が建設するのか知らないが動物であれば何でも畜産課へ持ち込まれるので少々有難迷惑である。ついでに競馬,競輪,ドッグレース,宝くじ,野球等を行う事業課でも作ったらどうだ。

◎最近の紙の価格の急昇には全く悲鳴を挙げる。減頁か,会費の値上げかで大分問題になったが結局減頁で行くことになった。悪しからず御了承願いたい。その上印刷が次々と遅れて申訳ありません。来月号よりは馬力をかけて遅れを取り戻しますから御容赦願います。