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岡山牛第2陣香港へ

 畜産岡山の名誉にかけて県畜連の手で出荷された第1回の香港向け岡山牛は無事検疫を終り5月末50頭輸出されたが,バイヤーの希望するものより遥かに優良なものであり満足されたので,引続き第2陣の発注を受けたが,本期は農繁期であり農用役牛の最需要期でもあるので頭数の確保には相当苦心した様であるが予定の頭数を購買し,神戸検疫所の検疫も終了し去る6月18日48頭積出しを終った。
 生牛の輸出については農林省も相当力を入れ,その試験として岡山県が担当して1回−2回を完了した解であるが,バイヤーの希望する品が比較的中物以下であるので今後の見通しも明るい解である。生牛の消流面より考え積極的に輸出計画を樹立し,岡山牛の名声を維持したいものである。