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畜産メモ

ブラウンスイス種

 ブラウンスイス種は元来スイスの東北部の山岳地帯の牛であって乳肉役兼用種であった。明治34年に初めて輸入された時は和牛の改良を目標にしてであったので,当時の乳の能力に対する記録は無いが,今日米国から輸入されたブラウンスイス種は米国で乳用種に改良されたものでホルスタイン種に劣らぬ能力を持っているのである。一般にホルスタイン種に比し飼料に対する嗜好性に富み,利用性が広く,又濃厚飼料の給与量は栄養に対する維持飼料としてホルスタインの3分の2の量で足りる。又性質は極めて温順である。夏季の乳量の減少率も低く肉質もよいので将来大いに研究をする必要のある種類である。