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岡山県養鶏農業協同組合連合会誕生

 その昔,県産業の重要部門を占め養鶏王国の名を恣にしていた岡山県も,打続く戦乱に一時全く壊滅の危機に頻していたが,戦後養鶏再興の機連勃興と共に飛躍的発展を遂げ,終戦7年余にして戦前の最盛期を凌駕する盛況を呈するに至った。
 此の間にあって本県では「養鶏の発展は協同の力に俟たなければ」の鉄則のもと団体組織の強化を逸早く取入れて次々と養鶏に関する特殊農協が設立され,これが連合会の結成の必要性については再三論議が尽されその実現は養鶏農民挙って渇望する処であったが好機至らぬままに岡山県養鶏協会がその代行的役割を果して来たのである。
 その後飼料絶対量の不足に対する統制撤廃後の需給調整の放擲がもたらす最近の飼料事情の逼迫は日増しにその度を加えて,盛況を誇る本県養鶏界の危機はとみに深刻さを増すに至り,全国畜産農民の悲願としての飼料需給調整の行政による措置が中央に於ても審議される事態に至ったのでこれに呼応した受入態勢の整備強化は喫緊の急務となり,愈々多年の宿願であった岡山県養鶏農業協同組合連合会が衆望を担って去る10月10日誕生した。
 新生連合会は飼料,養鶏生産物等に関する経済行為をもって養鶏界の向上に鋭意専念し,これと不可分一体の関係にある岡山県養鶏協会は専ら政治的折衝に当り共に終局の目的に相提携して邁進するものである。
 尚新事務所は岡山市下石井,岡山県園芸販売農業協同組合連合会内に設置され会長に池田隆政氏,副会長に山上幹一氏,平本武夫氏,常務理事に森谷宜寿氏がそれぞれ就任した。