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畜産ニュース

中四国草地農業打合会開催

 岩手県外数県が発起して草地農業の振興について物議中であったが,先般東京に於て各地方の代表県が集り「草地農業振興臨時措置法要綱案」を作成したが,岡山県は中四国の代表県となっていたのでこれ等の説明会を兼ねて11月11日岡山県議会議事堂に於て中四国草地農業打合会を開催した。中四国各県よりは広島県畜産課長他各県牧野関係者が参集,同要綱案を中心に検討し,中央に対して活発に運動を開始することになった。尚島根県の提案により中四国牧野協議会を設け,牧野問題に対しても積極的に活動することを申合せて散会した。
 尚法案の目的は国土の集約的利用を図る必要のある土地が集団的に存在する地帯に畜産を振興させ,食糧の増産と人口収容力の増大に資し,併せて国民経済の安定に寄与することである。この法律で「草地農業」と言うのは自然的諸条件に制約され,営農の安定をはばむ地帯に家畜を取り入れ,草を食糧化する農業をいうのであって,未開発のまま放置されているか又は生産性の低い林野若くは利用度の低い土地が集団しているところの資源を高度に利用して,国民経済の発展に寄与し得る地域を政令で指定して草地農業振興地帯とするのである。