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畜産ニュース

学校給食用に生脱脂乳を供試

 県下の学校で現在給食施設を有するものは400ヵ所,給食人員19万人を数え輸入脱脂粉乳を1人1日当り22g,生に換算して1合相当量を給食している。従来は無償配給されたため,僅か30銭程度で給食ができたが,今後は無料品がなく輸入品では約3円85銭を要するので,学童の負担を軽減するため,和気郡藤野小学校では本荘町恒次牛乳処理場と提携して新鮮な生脱脂乳日量4斗,400人分の給食を試みている。価格も低廉で学校側から大変歓迎され今後の学校給食の方向に一指針を与え期待がかけられている。