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第9回岡山県畜産共進会

9月18日−21日
場所 上房郡高梁町

 天高く馬肥ゆる候と昔から言われているが,秋は農村のシーズンであり,又畜産のシーズンでもある。例年この好期をねらって各地で畜産の共進会が開催されているが,今年の岡山県畜産共進会は昨年まで家畜別に行われていたものを綜合して,和牛,乳牛,馬,豚,めん羊,山羊,鶏を一堂に集めて県下初の綜合共進会を開催することになった。

一.開催の趣旨

 文化のバロメーターは畜産物の消費量なり!
 西欧の諸国に比べ日本の畜産物の消費量は,何十分の一或は何百分の1に相当している。農業経営に不可欠の家畜は「農宝」であり,又文化の根源というも過言ではなく,有史以来今日程畜産がフットライトをあびせかけられたことは,けだし当然というべきである。
 農林省は昨年から,有畜農家創設を目ろみ,この3ヵ年間にこの事業のみに約100億円の金を放出せんとチャクチャク実行されている。又岡山県においても畜産に莫大な県費を支出し,岡山県の発展の礎として畜産王国をめざし,県民の福祉を願っているのである。
 この秋に当り県下から選りスグッタ各家畜を下のとおり一堂に集め比較検討し改良増殖をめざすことは,農業経営の強化,県民食糧衣料の増産に特に緊要であり,本共進会の意義は甚だ深いものがあると思う。

二.共進会概要

 主催は岡山県畜産連合会,岡山県酪農協会,岡山県養鶏連合会,岡山県養豚農協である。
 開催日は9月18日から9月21日の4日間で,上房郡高梁町常設家畜市場で行われる。
 出品点数は和牛100,乳牛30,馬15,めん羊30,山羊25,豚15,鶏50,参考品若干で,1等賞入賞点数は和牛4,乳牛2,馬1,めん羊1,山羊1,豚1,鶏3,である。
 顧問その他役員は次のとおりである。
顧問 池田牧場主 池田夫妻
名誉総裁 岡山県知事 三木行治
会長 岡山県畜連会長 大河寅蔵
副会長 岡山県酪農協会長 奥山吉備男
〃   岡山県養豚農協組合長 小川啓二郎
〃   岡山県畜連副会長 中塚智雄
    岡山県養鶏連副会長 山上幹一
審査委員長岡山県畜産課長 惣津律士

日程
9月17日 出品
〃 18日 開会式
〃 19日 審査
〃 20日 午後−21日午前
     入賞牛展示
〃 21日 褒賞授与式(池田夫妻出席)

附帯事業(開期中)
○飛行機「ヘリコプター」の試乗「一般民衆を対照」
○美術展
○農機具展
○農業展(改良普及展)
○喉自慢大会
○映画演劇
○体育大会
○野球大会
○学童作品展
○地元商工会大売出し)