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畜産ニュース

と畜場法成る
自家用と殺が簡易に

 昨年10月頃から厚生省が着手していた屠場法改正案が,去る8月上旬の国会において漸く通過し,その名も「と畜場法」と銘打って家畜のと殺取扱が相当大幅に簡易化されることとなり,畜産の振興と農村の食生活改善のためにその適切な活用が期待されている。
 改正された要点は次のとおりである。

一.と畜場の種類を「一般と畜場」と「簡易と畜場」の2種とし,「と畜業者」とは獣畜解体の業を営む者であることを定義つけている。
二.と畜場法の設置許可に当り,公設(市町村立)優先制度を廃止して,設置場所と構造設備が規定に反しておらない限り許可することを原則としている。
三.と畜場内に枝肉取引室を設けうる途をひらいた。
四.豚,めん羊,山羊及び生後1ヵ年未満の牛馬の自家用と殺を都道府県知事に対する事前届出制により,と畜場外のと殺と解体を認めることになった。
五.と畜検査員の任命範囲を拡大した。