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畜産ニュース

県から送った乳牛
池田牧場で初お産

 中国山脈からのうれしい雪だよりでスキーヤーの顔も久方ぶりにでほころびた去る1月25日,上伊福別所の池田牧場では,前日からの冷えこみでホルスタイン種の「チュンキーレークサイド・ドン・ポールホルム」号が予定より5日も早く産気づき,見事なメスの黒白牛を生んだ。
 この牛は昭和26年10月生れで,一昨年池田夫妻の結婚を記念して岡山県が贈ったもので,時価約35万円の名牛だから,値千金の子宝に恵まれたわけである。生れた子牛の父は岡山種鶏場けい養の「キング・ジュラルディン・アーギー・ジェマイマ・ビープ」号である。
 隆政氏は大よろこびで,早速県へお礼の電話があったが“若き場長さんも早く第2世に恵まれればいいに………”とは陰の声。


池田牧場で生れた子牛