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畜産ニュース

昭和28年家畜人工授精成績
和牛は前年比7割増

 昭和28年中の岡山県における家畜の種付成績が去る3月下旬まとまったが,この調査によると乳牛は全体の92%,和牛は全体の60%が人工授精による繁殖に頼っており,自然交配による繁殖方法の下火傾向を裏付けている。さらに山羊,豚など中家畜にも人工授精が行われはじめているので今年は広範な普及が期待されている。
 調査結果は別表のとおりであるが,乳牛の人工授精頭数は2,938頭で前年比2割増,和牛は2万7,410頭で,前年比7割増を示しており,山羊,めん羊がこの方法で繁殖している。
 このため和牛の場合,種雄牛は年々30頭ないし50頭づつ減少し,最盛期の500頭が3月末現在では240余頭になっているが,人工授精法が普及するにつれて優良型質による少数精鋭主義の方が経済的にも有利な点が一そうはっきりするものとみられている。

家畜別種付成績表(昭和28年1月−12月)

家畜別 岡山
種畜場
津山畜産
農  場
千屋
種畜場
家畜保健
衛 生 所
そ の 他
人口授精 自然交配 合 計
乳牛 524 221 853 1,340
(262)
2,938 262 3,200
和牛 202 98 713 9,909 16,488
(17,702)
27,410 17,702 45,112
(5) (32) (212) 249 249
めん羊 (25) (10) (27) (221) 221 221
山羊 (102) (29) 1,324 (319) 1,324 450 1,774
73 -14 73 14 87

 備考 ( )内は自然交配頭数を示す。めん羊,山羊,豚の「その他」の頭数は報告のあったもののみの頭数で,県内の総頭数ではない。