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和牛審査特別研究会
研究牛選抜検査実施

 今秋島根県安来市で開催の和牛審査特別研究会の研究牛は専ら中央研究班(中央審査委員)によって選定されることになっているが,本県における第1回選抜検査は去る4月,5月の高等登録検査と同時に出場牛20数頭について実施された。選抜検査は各県共大体3回程度行われる計画であったが,都合によって2回のみと決定した。従って本県においても8月末までには最終検査が行われる予定である。
 なお本研究会開催の主旨からいって,研究牛選定方針が次のとおり決定されたので,この方針を良く研究の上,飼養管理について今後最善の努力を払っていただくよう切にお願いする。

和牛審査特別研究会研究牛選定方針

一.研究牛は雄約10頭,雌約20頭にして兵庫,鳥取,島根,岡山,及び広島の5県下から選定すること。
二.研究牛は本会正会員の所有する登記牛,又は登録牛であること。
三.研究牛の選定に当っては,各県の意見を参考とし本研究会開催の10月において研究上最も適当な状態となるべきものを採ること。
四.研究牛は総点数77点以上で次の示すような部位を2部位以上有するものであること。

◎現在の審査において減率15%以内の「角耳項」「肋腹」「背腰」「十字部腰角」「皮膚被毛」「乳徴性器」
◎現在の審査に於て減率18%以内の「胸」「尻」「腎」「腿」「肢蹄」「均称体積」「品位性質」
◎現在の審査に於て減率20%以内の「顔」「頸」「肩」「尾」「歩様」
 但し研究牛全体に於て上の部位が余りに重複しないよう注意すること。

五.研究牛中に総点数80点以上のものを数頭入れること。
六.研究牛の年令には制限はないが老若何れにも偏しないよう注意すること。