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第10回岡山県畜産共進会開催要領決る

 毎年秋に畜産の発展を図るため開催されている岡山県畜産共進会は,従来和牛を中心とする関係から岡山県畜連を主体として,各団体の主催で開催されていたが,集約酪農を契機として,総合的畜産の進展を図るため,今年から岡山県が主催することになり,各関係団体協賛のもとに津山市で開催されることになった。会場として津山家畜市場を大家畜,津山城跡を中小家畜にそれぞれあて,地元苫田畜連,北部酪農協,津山市等の御世話でいよいよ次の規則によって開催することに決定した。

第10回岡山県畜産共進会規則

第1章 総則

(目的)
第1条 この会は,第10回岡山県畜産共進会といい,家畜の改良とその生産物の改善向上を促し,併せて畜産に関する知識の普及啓発することを目的とする。
(開催期日)
第2条 この会は岡山県が主催し,昭和29年10月6日から同月9日まで津山市において開催する。
2.この会の事務所は,岡山県畜産課内に置く。但し会期中は会場内に置く。

第2章 出品

(出品家畜及び点数)
第3条 この会の出品は,次の5部とする。
 第一部 和種々牛  90点
 第二部 乳用種々牛  50点
 第三部 種めん羊  40点
 第四部 種山羊  40点
 第五部 種鶏  50番
(出品家畜別の条件)
第4条 出品家畜は,次の条件を備えなければならない。
 一.和種々牛は,生後16箇月から30箇月までのもので,黒毛和種登録牛又は登録資格牛
 一.乳用種々牛は,ホルスタイン種の生後12箇月から30箇月までの県内産の未経産牛及び経産牛,並びにホルスタイン種系牛で登録された生後18箇月以上の牛
 一.種めん羊,種山羊は,生後6箇月から24箇月までの登録された日本コリデール種又は日本ザーネン種
 一.種鶏は,孵化後5箇月から12箇月までの単冠白色レグホーン種及び横班プリモスロック種
第5条 出品家畜は,開会の前日まで出品者において引続き次の期間,飼育又は管理されたものでなければならない。
 一.乳用種々牛は6箇月
 一.種めん羊及び種山羊は2箇月
(出品者の条件)
第6条 出品者は,岡山県内に居住し,農業又は,畜産業に従事する者又は畜産に関係のある団体でなければ出品することは,できない。
(出品手続)
第7条 この会に出品しようとするものは,別紙様式の出品申込書に解説書(様式省略)及び登録証明書,その他血統を証明する書類の写を添えて昭和29年10月2日までにこの会の事務所に提出しなければならない。
(出品家畜の搬入搬出)
第8条 出品家畜は,昭和29年10月6日午前10時までに会場に搬入し閉会式後搬出するものとする。但し会期中に出品家畜の外泊を希望するものは,事情により許可するが,この場合は所定の時刻までに出陳しなければならない。
2.出品に関して不正があると認めたときは,出品を取消し又は搬出を命ずることがある。
3.出品家畜でなければ会場内にひき入れてはならない。但し参考出品として許可を受けたものは,この限りでない。
第9条 出品家畜は,場内に搬入する際健康検査を行い,疾病悪癖その他の事由により他に危害を及ぼす虞あると認めたときは,出品を拒絶し,又は会期中にこの種の事故があったときは,家畜を場外に搬出させることがある。
(その他)
第10条 出品家畜には,すべてこの会から交付する標札を付けなければならない。
第11条 出品家畜に対しては,この会において適当の保護を加えるが不可抗力による損害並びに審査による損耗に対しては,その責任は負わない。
第12条 今期中に出品家畜を売買することは差支えないが,引渡は,閉会後にしなければならない。
第13条 出品家畜に対する補助は,特に必要と認める場合の外には,交付しない。

第3章 審査

(審査)
第14条 出品は参考品を除きすべて審査する。
第15条 審査は,会長の任命又は委嘱する審査長及び審査員が行う。
第16条 審査は,昭和29年10月6日に開始し同月8日に終了する。
(入賞区分)
第17条 審査の結果により次の4等級に分けて入賞せしめ,その優秀なものに対しては,農林大臣に褒賞授与の申請をする。
 一等賞,二等賞,三等賞,四等賞
2.前項により入賞した家畜に対しては,この会が賞状及び賞品を授与する。
(褒賞授与式)
第18条 褒賞授与式は,昭和29年10月9日に行う。
(その他)
第19条 出品者は,審査について辞退,拒否,再審査の請求又は,審査の結果について異議の申立をなし又は褒賞の授与について辞退若しくは拒否することはできない。

第4章 参観人の心得

第20条 開場は,毎日午前8時から午後5時までとし,その間の参観は,歓迎する。但し許可なくして出品家畜に触れ又は場内の秩序を乱してはならない。

第5章 組織及び事務

第21条 この会は次の役員を置く。
 会長1名,副会長1名
第22条 会長は,知事をもってこれに充て,副会長は,農地経済部長をもってこれに充てる。
2.会長は,この会を代表し一切の事務を総理する。
3.副会長は会長を補佐し会長に事故があるときはこれを代理する。
第23条 この会に次の職員を置く。
 事務委員長  1名
 事務副委員長 2名
 事務委員   若干名
2.事務委員長は,会長の指揮を受けて事務を処理する。
3.事務副委員長は,事務委員長を補佐し,事務委員長に事故があるときは,これを代理する。
4.事務委員は,事務委員長の指揮を受けて事務を分掌する。