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畜産ニュース

中国和牛協会総会
岡山市で開催

 去る5月27日午前11時から岡山市中出石町の鶴見寮で,中国和牛協会総会が開催された。参集者は中国5県及び京都,兵庫の県畜産課長,県畜連会長で,島根県畜産課長が議長となって開かれた。
 まず昭和29年度決算の件を上提し,異義なく可決,ついで役員改選の結果つぎの諸氏が選ばれた。
会 長 大河寅蔵(岡山県畜連会長)
副会長 福岡友仁(山口県畜連会長)
参 与 中国5県畜産課長,同種畜場長
 次いで大河会長が議長となり,昭和30年度予算の件を上提,全員異義なく可決し,最後に中国7府県畜産課長会議(5月26日)の結果報告が次のとおりあった。
一.和牛の消流機構確立に関する件(押野広島県畜産課長説明)
 日本の和牛の生産は65万-70万頭消費(と殺)55万頭であるが,このアンバランスを是正しなくてはならない。和牛は畜産の中で一番発展しなくてはならない筈であるにも拘らず和牛の中央団体の強力なものもなく,中央での和牛の声が少いので何等かの団体を作る必要があるから,まず中国から声を起し,四国,九州に呼びかけ,和牛の中央団体を作り,事業として和牛「肉」の消流並びに情報を主としたい。各県畜連が主体となり県が援助して来月は準備会を広島で開きたい。
二.近畿の肉牛協会の状況報告(村上京都府畜連会長説明)
三.その他