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畜産ニュース

29年度家畜人工授精 乳牛は100%実施

 岡山県下の家畜人工授精は26家畜保健衛生所の完備及び人工授精師の増強にともなって、乳牛は100%に達し,その他の家畜についても漸次ひろがる傾向を示している。昨年1月から12月までの成績をこの程まとめたが,その結果によると,乳牛は4,759頭で,昨年実績の3,194頭を1,565頭上回り,普及率も昨年の91.8%から一躍100%に伸びている。和牛は4万7,820頭で,昨年より2,708頭の増,普及率は昨年より7%伸びて67.7%に達している。乳牛に比べて普及率が低いのは和牛産地が比較的交通不便な山間避地であるため。
 メン羊は2,400頭,普及率1.5%で,伸びていないが,ヤギは7,800頭29.8%(昨年より8%増)豚2,300頭,4.4%(前年より約1%増)でいずれも伸びる傾向を示している。しかし馬は頭数が少いので,200頭全部が自然交配を行っている。
 このように人工授精が伸びる理由は@遺伝型質が早く発見でき,品種改良が合理的に行えることAオス1頭当り授精頭数が多くなるので,種オスのけい養頭数が少くてすむことなどがあげられている。
 なおオス1頭当りの年間平均種付頭数はつぎのとおり。(カッコ内は自然交配分)
 乳牛317(−),和牛330(94),メン羊12(29),ヤギ116(72),豚51(18),馬−(16)