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畜産ニュース

県下初の牧野農協認可

千屋町に3組合設立

 牧野の維持及び改良を図り,組合員の経済的社会的地位の向上を図る目的で,新見市千屋町の3設立発起人代表から7月31日付で申請中の牧野農業協同組合設立が去る8月6日付で認可された。牧野農協は県下で初めてのものであるがこれらの農協は一反歩以上の土地を耕作し,常時1頭以上の牛若くは馬,5頭以上の羊又は山羊を飼育する者で組織され,事務所はそれぞれ千屋農協内に置かれた。認可された農協名及び事業内容は次のとおり。

花見牧野農業協同組合

 新見市千屋町花見地区一円

 設立発起人代表 池田定一

 出資金一口 8,000

実山牧野農業協同組合

新見市千屋町実地区一円

 設立発起人代表 上田巖市

 出資金一口 3,500

成地牧野農業協同組合

 新見市千屋町実地区一円

 設立発起人代表 小田延稔

 出資金一口 15,000

これら3牧野農協の行う事業

(一)畜産振興のための維持又は改良に必要となる共同利用施設の設置

(二)草生の改良に関する施設

(三)牧野の害虫駆除及び予防

(四)組合員の牧野に関する利用統制若しくは管理

(五)組合の施設に係る牧野林の造成並びに処分