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備前一宮お田植市

 備前名物の一つにあげられている備前一宮の吉備津彦神社のお田植祭が8月2日,3日の両日,伝統と奇習を織りまぜて繰展げられたが,2日夜,神社前の池で行われたお田植行事は神秘なものと伝えられ,一切のボンボリを消して行われた。万余の人出で夜は賑わったが,第2日目の3日は未明から牛市が境内で盛大に開かれ,氏子の少女による田舞が演ぜられ,午後3時にはお幟献納の儀があり,この献納する幟を奪わんものと参拝群の争奪戦が展開された。

 当日の牛市は岡山県の一年中の牛の平均値市だと昔から言われているが,出場頭数210頭,売買頭数142頭(売買率67.6%)であった。値段は最高9万円,最低4,000円,平均3万3,000円で昨年の同市に比べると4割安であった。