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ニュージーランドの印象(10)

蔵知技師

 ◎社会保障制度について

 ニュージーランドを語る場合にその生活の根本をなしている社会保障制度を知らなければ,この国の生活の安楽な原因は判らないと思ったので調査してみたところ,相当面白いので参考迄に書くことにする。

 この制度が出来たのは1939年であって時の労働党の首相マイケル・ジョセフ・サページによって実施されたもので,現内閣になってもこれを継続して行っているわけである。この法律を実施するために国民には所得税の他に社会保障税が附加されるわけである。この税率は割合に高く,収入の13,3分の1に対して1の割合で納入することになっているので1ポンドに対してシリング6ペンスとなるから日本金にして約1,000円に対して74円位になるわけである。従って収入の多い者程多額の納税をすることになるが,収入の差が比較的少いので,納税額も割合に平均している様である。

 1955年度の国の社会保障費の予算は66,768万ポンド(日本金にして約6768,000万円)であるが,この内国庫よりの純支出金は1,400万ポンドで,後の5,368ポンドは直接に国民が納めた金額である,従って一人当りにすると平均26ポンドを納めていることになるわけである。

 支出面を見ると実に多種多様であって,全く至れり尽くせりの保障が行われているものである。

一.養老年金

 65才以上の老人に所得の如何に拘らず一率に一人当り年45ポンドを支給される。

二.養老金

 60才以上の老人に支給されるが,財産,所得の有無等によって差をつけて支給されるが,一人当りの年平均は152ポンドである。

三.寡婦恩典

 16才以下の子供を持った者,又は子供を持たなくとも家を持たない者に対して一人当り平均149ポンド10シリングが給与され,子供に対しては91ポンドが加算される。この恩典も財産等を考慮して,金持には出されない。

四.孤児恩典

 16才迄の孤児に対して財産等を考慮して交付されるが,一人年78ポンドである。

五.家族恩典

 16才以下の子供に対して一率に1週10シリングが給与される。

六.傷病手当

 不具者,長期傷病者に対し,傷病の程度,財産の有無によって区分があるが,最高年額377ポンド支給される。

七.鉱夫恩典

 労働者が少く,鉱夫として働く者が少いので,特に鉱夫に対しては年228ポンドの手当が支給されている。

八.失業恩典

 1週当り最高2ポンド17シリング6ペンス,最低1ポンド15シリングが支給されるが,求人者の方が多く実際的には失業手当は殆んど支払われてないようである。

九.疾病手当て

 収入の無い独身者20才以下は1週1ポンド15シリング,妻帯者に対しては本人と妻に各々1週2ポンド17シリング6ペンスが支給される。

十.非常時恩典

 火事,地震,水害等の非常時の場合は委員会で額を決定して支給される。

 次に医療恩典について話すと,医療の場合は殆んど本人が支払いをすることは無いそうであるし,特別な扱いを希望する者だけがその分に対して負担すればよいことになっている。薬は無料であるし,病院の入院等も1日9シリング以上は本人の負担である。その他精神病院の入院,産院,物理療法,レントゲン,派出婦の雇入,病人,お産等の場合の家事の手伝い人の雇入れ,各種の衛生検査,試験,健康診断等総て無料である。歯科も一般診療は無料であるが,使用した材料により本人で負担しなければならないこともある。義手,義足,義眼等も総て無料であるし,眼鏡も,難聴の場合の聴取器も総て無料であるが,場合によっては必要費用の5分の1位を負担することもある。

 次は公務員の恩給であるが,これは加入は自由であって納付金は加入者の加入時の年令によって率が異る。

 30才以下で加入した場合は給料の5%

35才  〃   6%

40才  〃   7%

45才  〃   8%

50才  〃   9%

55才以上    10

 大体1週間に1020シリング納金しておくと,普通男子は65才,女子は55才から支給されるが,男子で60才の時40年間継続して居るか,女子で30年間継続している場合は支給される。鉄道職員は60才で支給される。

 恩給金額は(退職時の5年間の平均給料額に120分の1を掛け,それに納金年数を掛け,それを2倍にした額が年金となる)。

 3ポンド5シリングに納金年数を掛けた額より少い場合は300ポンドプラス上記の(−)内の金額を年金額としてくれる。途中で退職した場合は納付金額に3%の利息を付けて返金してくれる。

 国民積立貯金年金と言う制度があり,これは一般の市民や市役所,地方団体等の職員の積立貯蓄年金であって,誰でも加入の出来るものであって、方法は前記の恩給の場合と同じてせあり,これに対して政府で助成している。これも毎週納金するものであって,中途で解約の場合は矢張り3%の利息をつけて返してくれる。

 この様に社会保障制度が確立しているので国民の生活は安定して,国民が各々生活を楽しんでいる姿は実に羨ましい限りである。 

 どの町へ行って見ても家の大きさは大差がなく,貧富の差が少く,所謂貧民窟等と言うものはどんな裏街へ入っても見られない。この国の特徴の一つは乞食と泥棒が居ないことであって,前にも書いた通り荷物の心配は無く,物を置き忘れても決して無くなることはない,生活が保障されているので未亡人も困ることが無く,従って夜の女等が一人も居ないこともこの国の特徴であるかも知れない。

 60才を越した老人達が,政府から貰う年金で生活し,老後を楽しみ乍ら,公園のベンチ等で春日を万身に受けて本を読んでいる姿は全く平和そのものである。こう考えて来ると人口の少いことはどんなに人間の生活を豊かにするものであるかと言うことをつくづく感ぜさせられる。

 失業保険の事を書いたが如何に仕事が多く,働き人が少いかの例を示すと新聞の第一頁が求人広告であったり,傭人のために家を与えたり,各種の好条件で求人をしているのを見てもよく判るのである。

 商店に働いている若い婦人は半年働いて,半年勉強ほすると言った様な人が多く,半年働けば結構後の半年は食べて勉強出来る国であるから結構な国である。

 日当3,500円から4,000円になれば日本では若い人々の1ヵ月分の給料である。1日と1ヵ月との差は人口200万対8,000万の差であってみれば,職を得るために走り廻らなければならない祖国の人々に何か済まない様な気がする。

 吾々の乗った明和丸も方々の港に入って荷役をしたが,港によると荷役人夫が得られない町がある。そうなると荷受けの会社では大変であるので自分達の家族迄動員して人夫代りに使う始末である。こんな港に入れば船員達は大喜びである。荷役に雇われて出れば向うと同じ賃金をくれるわけであるから3−4日も働けば自分達の1ヵ月分の給料が貰えるわけである。船の給料とアルバイトの賃金と二重になるので,船員達は出来るだけ小さい港に入ることを望んでいる様であった。こんな処にもこの国の労働事情が表われていて面白いと思った次第である。社会保障制度の問題がとんだ方向に迄飛んでしまったが,日本でこの様な社会保障制度が実施されるのは何時の事か知らんと考えると全く心細くなる次第である。

◎商店に学ぶべきこと

 商店について学ぶべきことが多い。商品の種類も相当に多く高級品もあるが中級品が多い,所謂昔の十銭ストアー式のものが多く各地に同じ会社の店が出されている。どの店も全部定価売りであるから吾々の様なものでも容易に買物が出来るわけで,買物に関する限り少しも不自由でなかった様である。

 一番驚いたのはオークランドのデパートの地下室で食料品を売っていたが,入口に柵がありそこから入ると入った処にバスケットと乳母車が置いてあり,買物をする人はその入物を持って歩き,ほしい物をその中に入れて出口の勘定場へ持って行って勘定をして貰うわけである。売場には一切番人は居ないで,お客は勝手に入って勝手に品物を取って持って行くのであるから,悪い事は勝手に出来るし,バスケットに入れた物だけしか勘定しないのであるから,別な処に持って居れば黙って持って出られるわけである。然し誰もそんな不都合なことをする人も居ないし,又するとも思っていないので,この様な設備で商売が出来るわけである。これでどれだけ人件費が節約出来るか判らない。

 勘定はその室の出口で行われるが,計算の下手なには驚いた。第一掛算の出来るのが居ない。全部加算である。だから同じ物を沢山買った時などはこちらで計算をして待っていて向うの計算を合っていたら払うわけである。或るデパートでネクタイを買い勘定となるといい歳をした親父が紙と鉛筆を持って机の上で一生懸命に計算をやっている。こちらは掛算でちゃんと答を出して待っていると十分位たってやっと計算書を持って来たので見るとこちらの計算と違うので「違う」と言うとあわてて又計算のやり直しである。全く気毒であるが違う金を払うわけにもいかず,買物に時間が掛って仕方がないので弱ったことがある。先の食料品売場の勘定書を見たらチーズ10ヶの代金をそのまま1ヶ分の代価を10ヶ並べて書いて合計を出してあるのには驚いた次第である。然し店の人々は実に親切であるし,入って行けばすぐやって来て品物を聞いてくれるのは有難い。

 勘定で面白いのは釣銭の出し方である。例えば36円の買物をして100円札を出したとすると,釣銭を出す時に品物を先に出して36円,と言い,その次に1円を出して37383940円と言って渡し,次に10円を出して50円。次に50円を出して「ハイ100円」と言う。日本なら一括して「ハイ釣銭64円」と言う処であるが,考え様によればこれも面白い方法であって吾々の様な者にはよく判って有難い。御承知の様に10進法でない貨幣の使い方であってみれば,この様な方法でやって貰うことが必要なのかも知れない。

 人件費を節約することでもう一つ面白いことは一寸した店になると必ず勘定場が店の中央にあって,売場から勘定場迄パイプで連絡してあり,金を受取ると勘定書きと共に小さな缶の中に入れてそのパイプの中に入れると,中央の勘定場迄送られる様になっていて,一つ一つ持って行く手数がはぶかれる。釣銭のいる時も同じ様にして受持った金に伝票を入れて送ると勘定場でチャンと勘定して釣銭を入れて売場へ送り返して来る。そこで伝票と一緒に釣銭を渡してくれるので人が動かないで済むので人が少くて良いし,次から次へと販売が出来るので都合がよい。日本のデパートなんかになると一売場毎に勘定場があり,品物を包み金を受取ってそれを持って行って,釣銭を貰って帰って来るので時間が掛って仕方がない,他のお客は売子が帰って来る迄待たされるので能率が上らないわけである。こんな点も将来学ぶべきであると思う。

 次に感心したことは包装紙が実に簡単で何処の店へ行ってもハトロン紙か,ハトロン紙の袋である。大小様々の袋を作っておいて,大抵のものはその袋に入れて,口の処をキュットねじてそのまま渡してくれる。少し大きいものでも袋に入れるかハトロン紙で包んでセロテープで張って渡してくれる。ヒモなんか殆んど掛けてくれない。或る店で少し大きな買物をして持ち難いのでヒモを掛けてくれる様に頼んだらさあ大変である。ヒモを持ち出した迄は良かったが不細工な恰好でヒモを掛け始めたが何分にも気の毒で見ていられないので自分でくるくると包んでしまったら,こちらの顔を穴の明く程眺めて「ベリー・ナイス」である。ヒモ掛けなんていう小手先の仕事は余程不得手と見える。それだから手先の仕事である彫刻や細工物は眼から火の出る程高いのである。日本なら差し当り2−300円位のものが先ず先ず10倍と見れば間違いなしである。包紙でもう一つ面白く思ったことは日本の様に店の名や各種の模様や宣伝文等が一切印刷してないで,唯のハトロン紙である。日本の場合は必要以上に包装に金を掛けるが,全く無駄なことであって,吾々購買者の立場からすれば中味を買うものであって,外装に金を掛けるより中味を安くしてくれた方がどれだけ有難いか判らないのである。貧乏国は貧乏国らしく,もっと実質を取りたいものである。

 商店と少し趣きが異るが.ついでに食堂のことを少し附け足すと,面白いのは土曜日と日曜日は殆んど休みであるが,土曜日の午後などたまに店を開いているものがあるが,そんな処に入ると平日より必ず高い,休日に店を開いて便宜を計ってやるのだから給仕人の手当はお客で負担しろと言うのである。中華料理の店などで夜10時以後は平日でも高くなる。これも同じ理屈である。割合にはっきりとしていて面白い。喫茶店へよく入ったがコーヒーは実にまずく,紅茶はうまい。コーヒーは弗地域であるのでいいものが入らないらしい,日本のコーヒーの美味いのを飲んでいるととてもまずくて飲めない。喫茶店では大抵売場へ行って金を払って欲しい物を貰って,自分の席へ持って行って食べ,終ったら又食器を返しに持って行くのである。側に「終ったら家婦を扶けて下さいと書いてある」なるほどこうすれば人手が省けてようわけである。尤も日本では人手が余って困っているのだから,なるべく人手を使う様にしなければいけないのかも知れない。

 この国の人々がよくお茶を飲むことについては前にも書いたが驚いたことには商店の人々まで法律で決められたお茶の時間にはチャンと休むことである。大きな都市ではそうもいかないらしく交代でやっているらしいが小さい町だとお茶の時間になると皆中へ入ってしまって店は空っぽである。店へ入って行くと奥の方から「今お茶の時間だよ」と言って出ても来ない。そのくせお茶の時間が済んだら出て来て「ヘイ,イラッシャイ,何にいたしましょう」と愛想よく言うのだからこちらで驚いてしまう。この国の常識ではお茶の時間にはお店へ入る方が悪いらしい。

 小さな喫茶店に入っても驚くことは殆んどの店のジューク・ボックス(全自動電気蓄音機)があることでもある。日本でも最近東京辺りで4−5台入っていると聞いたが,中古でも150160万円位するらしいものであるが,この機械が置いてあり,6ペンス入れて自分の聞きたいレコードの番号を圧えると自動的にレコードが廻転して,いい音楽を聞かせてくれる。一枚終ったら又6ペンス入れれば次のが聞けるわけである。日本ではレコードはお店のサービスになっているが,自分の聞きたくないものでも向う様次第であるが,こんなものも次第に入って来ることと思う。尤もこんなものよりテレビの方が魅力があるかも知れないが。

◎乗物のことども

 5人に1台の割合で自動車を持っているので大抵のことは自動車で済ませてしまう。従って汽車等は昼間走っているのは殆んど貨物列車で家畜の輸送が主体である。長途旅行の場合は飛行機か夜行列車である。汽車は狭軌で車も特殊なものを除いてはお粗末なものが多い。1等と2等だけで3等は無い。2等のシートもまちまちで皮張の大した者もあれば板張りのお粗末なものもある。それで料金は同じである。1等はまあ日本の特2級である。面白いのは切符売場はあっても改札口もなければ集札口も無い,切符を買えば勝手に出て行って乗車すれば良い。動き出してから車掌が来て切符は全部取り上げてしまう。下車する処は自分の予定の駅に勝手に下車して勝手に出て行けばようわけである。日本でこんなことをしたら国鉄はトタンに破産してしまうだろうが,人を信用するし,誤魔化すことをしない国民だから羨ましい。

 吾々の長途旅行は専らバスを利用したが,バスの大きさは日本の大型バス位である。国営のものと私営のものとあるが,何処も同じで私営の方が運賃も高いが車も上等である。国営の方に乗ったが,どのバスも全部予約制であって数日前から申込みをして置かないとバスにも乗れない。従って旅行者には不便なことが多いわけである。予約制であるから途中から乗る人も含まれているので出発の時には空席があってもそのまま出発の時には空席があってもそのまま出発してしまう。荷物は全部車の後に積み,運転手一人で何もかもやっている。面白い事にはこの運転手が新聞配達もやれば田舎の方に入れば郵便屋さんの代理も務める。新聞は点々とある牧場の前迄来るとポンと投げておいてブーブーとクラクションを鳴らして行く.山奥へ入ると郵便にも困るらしく道側に袋に入れた郵便物を下げている。バスは横へ寄ってそれを集めて町の郵便局迄運んでやるのである。どんなに不便な処の様に思われるか知れないが,然しどんな山奥の家でも電灯と電話は必ずあるので,大抵の用事は電話で済ますし,それで間に合わない時は自動車を飛ばすのであるから日本の場合とは桁が違うのである。

 このバスも午前10時になればチャンと15分休んでお茶である。「今からお茶にする,出発は何時何分と言って運転手はサッサっと行ってしまう。午後1時頃になればお昼で昼食時間で30分,4時頃になると又お茶で15分と全く呑気なバスである。この休憩時間にお茶も飲めば用も達するわけであって,旅行者には面白いものである。

 町のタクシーも割合多いが,タクシーは高級車が多い。町にはタクシー・スタンドがあってそこには電話があるか,ベルがあって車を呼べすぐにやって来る。タクシーには無電機があって絶えず本部と連絡しているので空車は本部の指令で近くのスタンドにやって来るので早く拾うことが出来る。然しスタンド以外では拾うことは困難である。東京なら流しが多いが,あの様な無駄は殆んど見られない。南島を廻る頃は無くなってゆっくりと見物出来なくなったので,地図を眺め乍らタクシーと交渉して1ポンド分(約1,000円)だけこの附近を見せてくれと言ってはよく車を走らせたが,メーターを使用しないで方々を見物させてくれたり,案内もして貰った。これなども有効にタクシーを利用した方に入るかも知れない。

◎輸送記

 オークランドに集合したジャージー種120頭を受取り,5頭宛1室に入れて船積みをしたわけである。牛が大きくなっていたのでベンが少し小さく4頭が寝ると1頭は必ず立っていなければならない位で可愛そうであった。途中は乾草(ライグラスとクローバーの混じったものとルーサンの乾草)と麩のみであったが,狭い船上での飼い付け,ボロ出しは相当な労働であった。海の荒れる日は牛も人もクタクタである。ボロ出しも籠に入れては持って行って捨てるので相当な時間を要するわけである。夜は交代で巡視をやり,赤道直下の作業も楽ではなかったわけである。

 一番困ったのは水である。船に積んである水は量が決っているので充分に使えば途中で無くなるので人の力が節約して,牛に与えたわけである。航海が進むにつれて牛の方も人の方も船に馴れて来るし,餌食いも良くなり,中には腹一杯食べてゆっくり反芻するものも出来,輸送担当の吾々もその腹を見て思わず喜びの声を上げたものである。

 途中人の方は一人怪我人が出たが牛の方は1頭も事故なく帰ることが出来たことは何よりの幸いであった。20日間の航海を終え1213日日本近海に近づいた時遥かに真白な富士山を眺めた時はヤレヤレと言う気持ちでホット一安心したわけである。

◎1ヵ年に亘り連載しました私の印象記もこの号が本年の最終号であるので一応これで終らせて頂きます。持ち帰りました資料や,見聞記はまだまだ沢山あり,風俗,習慣等書いて行けば面白い記事にもなりましょうし,自分でも書き足らない様な気がしますがあまり長くなりますので一応終ります。又機会が与えられましたら寸描でも書かせて頂きます。下手な文章で長々と失礼致しました。今日迄書かせて頂きましたことを感謝致します。