事例５　邑久郡邑久町

�T．経営の概要

１．労働力

家　族：男　２人　女　１人

２．飼養頭数

ホルスタイン経産牛　９３頭
ホルスタイン育成牛　７２頭

３．土地面積（実面積）

敷　地　６，０００�u
採草地　３，０００ａ　放牧地　５０ａ

４．年間出荷量

　　　　　　　７３３ｔ

�U．飼養管理

１．経産牛

�@管理方法
　管理群数−搾乳牛１群　乾乳牛１群
�A飼料給与
　給与場所−牛舎内
　給与形態−ＴＭＲ
　給与方法−自由採食
　給与基準−乳量３０�s,　体重６５０�s
　給与内容−搾乳牛：配合、バミューダー乾草
　　　　　　乾乳牛：バミューダー乾草、配合、フェスキュー
�B搾乳前後の処置
　前−殺菌タオル清拭
　後−ディッピング
�C繁殖管理
　授精場所−ストール
　授精方法−人工授精が主
　　　　　　育成牛、種付の悪い牛は、自然交配。
�Dその他
　牛群検定−実施している

２．哺乳・育成牛

哺乳施設−牛舎周辺に繋ぎ飼い
離乳時期−生後３ヵ月齢
育成施設−６か月齢より放牧
種付時期−１８ヵ月齢を目標。

�V．労働時間作業体系フローチャート

�W．牛　舎

１．ストール

ストール数−搾乳牛５４床
　　　　　　乾乳牛１４床
列　　　数−　　　　３列
牛床の素材−コンクリート＋土
敷料の種類−おが屑、籾殻
収容可能頭数−　１００頭

２．製造・工法・材料

構造の種類　　　−鉄骨平屋造
基礎工種類　　　−ベタ基礎
基　礎　杭　　　−なし
屋根の勾配　　　−不明
架構の形式　　　−山形ラーメン
継手・仕口　　　−ボルト
外壁開口部の建具−全開放
換気の方法　　　−自然換気
暑熱対策　　　　−直下型ファン　８基
屋根葺材　　　　−スレート
床　　　　　　　−コンクリート
腰　　　　　　　−なし
壁　　　　　　　−なし
飼　　　槽　　　−木　　　　造：３基
　　　　　　　　　草　　　　架：１基
　　　　　　　　　円型スチール：１基
水　　　槽　　　−ウォーターカップ３ヵ所
ストール柵　　　−スチール鋼管

�X．パーラー

１．パーラー

パーラー種類　　　−ヘリンボーン６頭Ｗ
バルククーラー容量−３０００ｌ：１基
　　　　　　　　　　１５００ｌ：１基

２． 製造・工法・材料

構造の種類　　　−鉄骨２階建
基礎工種類　　　−布基礎
基　礎　杭　　　−なし
屋根の勾配　　　−不明
架構の形式　　　−Ｈ鋼ラーメン
継手・仕口　　　−溶接
外壁開口部の建具−東：スレート　西：スレート　南：スレート　北：合板
換気の方法　　　−扇風機
屋根葺材　　　　−スレート
床　　　　　　　−コンクリート
腰　　　　　　　−スレート
壁　　　　　　　−スレート
仕切柵等　　　　−ステンレス鋼

３．ホールディングエリア

クラウドゲイト−あり
屋　　　　　根−あり
通路との兼用　−なし
スリップ防止策−溝
収容頭数　　　−８０頭

�Y．ふん尿処理

処理フローチャート

１．畜舎内の排ふん状況

ストール上　　　　−　　２％
ストール以外　　　−　９８％
１日平均ふん尿の量−　　　ｔ/日（推定値）
排出方法　　　　　−ショベルローダー

２．パーラー排水について

１日平均排水量
　　　　　　　　　　ｔ/日（推定値）

３．処理後の利用

堆肥販売　農家、農協へ１５０車
残りは無償譲渡。

�Z．建築費用

１． 牛　　舎

建　築　費−１３，５９１千円
設計事務所−本人
施行社名　−鉄骨石井工業、本人
建築年次　−平成４年度（改築）
導入資金名−農業近代化資金

２．パーラー

建　築　費−１３，４５８千円
設計事務所−本人
施行社名　−ホンダ製作所
建築年次　−平成４年度
導入資金名−農業近代化資金

�\．導入に当たって留意した点

導入に当たっての留意点

◇高齢になっても継続できる酪農経営
◇労働の質の軽減

その対策

◇ヘリンボーン導入による搾乳労働の軽減。

導入後の効果

◇搾乳姿勢が楽になった。
◇多頭飼育が可能になった。

反省点

◇群分けによる乳牛の管理が手間がかかり難しい。
◇増頭に伴うふん尿処理。
◇給餌場が牛舎の中心で管理に不便
◇水飲み場が少ない。

セールスポイント

◇旧牛舎改造による低コスト牛舎

アドバイス

◇ストールは、対頭式で設置した方が、牛がストールによく入る。

将来の経営計画

◇常時飼養頭数１００頭