事例７　苫田郡加茂町

�T．経営の概要

１．労働力

家　族：男　２人　女　２人
臨　時：年間のべ　　２４人

２．飼養頭数

ホルスタイン経産牛　６０頭
ホルスタイン育成牛　２７頭

３．土地面積（実面積）

敷　地　５０００�u

４．年間出荷量

　　　　　　５８９ｔ

�U．飼養管理

１．経産牛

�@管理方法
　管理群数−搾乳牛１群　乾乳牛１群
�A飼料給与
　給与場所−牛舎内
　給与形態−ＴＭＲ＋濃厚飼料
　給与方法−コンプリートフィーダー
　給与基準−搾乳牛：乳量３０�s
　　　　　　乾乳牛：分娩前４５日
　給与内容−搾乳牛：稲わら、ルーサン乾草、スーダン乾草、ヘイキューブ、ビートパルプ
　　　　　　　　　　外麦、大豆粕、トウモロコシ圧ぺん、フスマ、大豆圧ぺん、綿実、
　　　　　　　　　　水、Ｐ＆Ｆ、リンカル、添加物
　　　　　　乾乳牛：ヘイキューブ、Ｐ＆Ｆ、稲わら、ドライアシスト、スーダン乾草、
　　　　　　　　　　ビートパルプ
�B搾乳前後の処置
　前−タオル清拭　後−ディッピング
�C繁殖管理
　授精場所−スタンチョン、一部ストール
　授精方法−人工授精、一部受精卵移植
�Dその他
　牛群検定−実施している

２．哺乳・育成牛

哺乳施設−６ヵ月までストール牛舎
離乳時期−生後６０〜９０日
育成施設−６〜１２ヵ月育成舎で繋ぎ飼
　　　　　分娩１ヵ月前までフリーバン
種付時期−１６ヵ月齢

�V．労働時間作業体系フローチャート

�W．牛　舎

１．ストール

ストール数　−７０床　　
列　数　　　−　２列
牛床の素材　−赤土
敷料の種類　−おが屑
収容可能頭数−７０頭

２．製造・工法・材料

構造の種類　　　−木造平屋造
基礎工種類　　　−コンクリート基礎
基　礎　杭　　　−なし
屋根の勾配　　　−３／１０
架構の形式　　　−和小屋形式
継手・仕口　　　−組込み
外壁開口部の建具−全開放
換気の方法　　　−換気扇
屋根葺材　　　　−スレート
床　　　　　　　−コンクリート
腰　　　　　　　−なし
壁　　　　　　　−なし
飼　　　槽　　　−ＦＲＰ
水　　　槽　　　−ボールダップ式　３ヵ所
ストール柵　　　−特注鉄柵丸パイプ

�X．パーラー

１．パーラー

パーラー種類−セミオートタンデム３頭Ｗ
バルククーラー容量−２０００ｌ

２． 製造・工法・材料

構造の種類　　　−木造２階切妻造
基礎工種類　　　−コンクリート
基　礎　杭　　　−なし
屋根の勾配　　　−３／１０
架構の形式　　　−和小屋形式
継手・仕口　　　−組込み
外壁開口部の建具−東：開放　　　西：開放
　　　　　　　　　南：ビニール　北：ビニール
換気の方法　　　−直下型ファン
暑熱対策　　　　−直下型ファン
屋根葺材　　　　−スレート
床　　　　　　　−コンクリート
腰　　　　　　　−ブロック
壁　　　　　　　−波板
仕切柵等　　　　−亜鉛鋼管

�Y．ふん尿処理

処理フローチャート

１．畜舎内の排ふん状況

ストール上　−　３％
ストール以外−９７％
１日平均ふん尿の量
　　　　　　　　２．６ｔ/日（推定値）
排出方法　　−ホイールローダー

２．パーラー排水について

１日平均排水量
　　　　　　　　　１ｔ/日（推定値）
貯留槽〜植物濾床〜排出
一部は溜桝〜排出

３．処理後の利用

自己利用８０％
販　　売２０％
　共同堆肥舎が完成後は、もどし堆肥を検討中。

�Z．建築費用

１． 牛　　舎

建　築　費−２５，８２０千円
設計事務所−本人
施行社名　−（株）本多製作所
建築年次　−平成６年度
導入資金名−農業近代化資金
　　　　　　農業改良資金

２．パーラー

建　築　費−１１，０００千円
設計事務所−（株）本多製作所
施行社名　−（株）本多製作所
建築年次　−平成６年度
導入資金名−農業近代化資金
　　　　　　農業改良資金

�\．導入に当たって留意した点

導入に当たっての留意点

◇省力化をしながら規模拡大を行い、所得拡大をはかった。

その対策

◇搾乳時間削減のため、オートタンデムを導入した。

導入後の効果

◇約２倍の規模拡大ができた。
◇１頭当りにかかる労働時間の減少。
◇受胎率の向上
◇牛の健康状態が良好

反省点

◇もう少し、安価にできたはず

セールスポイント

◇オートタンデム
◇換気がよい
◇搾乳時の安全性

アドバイス

◇他の事例を多く見て研究すること
◇ふん尿処理施設の確率

将来の経営計画

◇常時７０頭搾乳