既刊の紹介岡山県畜産史

第1編 総論

第2章 明治,大正時代における畜産の発達

第5節 畜産組合

 産牛組合または産牛馬組合は,明治33年(1900)産牛馬組合法(法律第20号)の制定により,牛馬の改良および組合員の共同利益増進をはかるため結成されることになったものであるが,本県では明治39年(1906)7月に初めて真庭郡に設立され,以後明治末年までに14組合が郡市単位に設立された。大正4年(1915)4月,法律の対象家畜を従来の牛馬から牛馬羊豚に拡大した畜産組合法(法律第1号)が公布されたので,従来の「産牛馬組合」は,そのまま「畜産組合」と名称をかえた。なお,大正15年(1926)設立の児島郡畜産組合を最後に,大正時代にはいって5郡市に畜産組合が設立された。県段階に連合会の設立されたのは大正7年(1918)であった。なお,全郡市に組合の設置が完了したのは昭和5年(1930)であった。
 県は,これらの組合の育成のため,組合が行う諸事業に対して補助金の交付や技術員の派遣による指導を行なって,その活動を助成した。組合の設立状況の詳細については,「和牛関係団体」の項で述べる。