既刊の紹介岡山県畜産史

第1編 総論

第2章 明治,大正時代における畜産の発達

第6節 家畜市場

 牛馬市場は,今から1200余年前,文武天皇の時代,慶雲2年(705)美作国一宮に開市せられたのが創始と伝えられている。元禄年間(1688−1703)以降は,各所に牛馬市場が開設されているが,長い歴史の間には中絶再興を繰り返している。明治43年(1910)家畜市場法(法律第1号)が発布されてから,同法に準拠して各所に市場が設立せられ,今日の盛況を見るに至った。大正15年(1926)における家畜市場数は,常設2,定期34,および臨時56計93であって,牛の入場頭数は5万9,320頭,売買頭数3万4,795頭であり,馬のそれは,それぞれ286頭,および194頭であった。