既刊の紹介岡山県畜産史

第2編 各論

第1章 酪農の発展

第2節 酪農奨励事業

1.岡山県種畜場の変遷と乳牛の改良

(4)岡山県酪農試験場蒜山分場

  沿革
 昭和29年(1954)から蒜山地区にジャージー種が導入されたため,当時真庭郡八束村中福田にあった岡山県中福田家畜保健衛生所においてジャージー種の衛生及び飼養管理の指導を行ってきたのであるが,当地区酪農の中心指導機関として岡山県酪農試験場の分場の設置に対する要望が高まり,昭和31年(1956)8月,真庭郡川上村大字西茅部に地元川上村から20町歩の土地の提供を受けて設置することに決定した。昭和32年(1957)4月,中福田家畜保健衛生所を吸収合併して岡山県酪農試験場蒜山分場として発足し,三浦友久が初代場長に就任した。
  位置
 真庭郡川上村大字西茅部632,姫新線中国勝山駅から50キロ,中鉄バス中福田で下車,徒歩約10分である。
   設立当時の状況
 @土地,耕地4町,放牧地11町,山林4町,建物用地1町計0町歩。A建物,事務所,種雄牛舎,病畜牛舎,精液採取及体重測定場,公舎(4),農具舎,乾燥舎,堆肥舎,倉庫。B人員8名。C家畜,ジャージー種雄牛2頭,和種種雄牛2頭,馬成雌1,同子馬1頭。
   業務
 この地域の酪農技術の指導と家畜衛生,家畜人工授精を実施した。