既刊の紹介岡山県畜産史

第2編 各論

第5章 その他の家畜家禽

第7節 その他の家畜家禽

3 ミンク

 イタチ科に属する北米原産の毛皮獣で,古くからテンやキツネなどとともに珍重されている。野生のものは一様に暗褐色で,喉に白斑がある。第二次大戦後,突然変異により,種々の毛色のものが現われ,それまでアメリカとカナダでしか飼われていなかったものが,今では世界的に大流行となった(下中邦彦(1962)『国民百科辞典』)。わが国では,全体の91%を北海道で飼育し,これと東北地方で全体の98%(昭和49年)を飼育している。岡山県では,昭和51年(1976)に初めて統計に現われるようになった。しかし,県内で最も多く飼育
.されていたのは昭和50年(1975)以前であった。種ミンクがかなり高価(初め7万円以上,現在2−3万円程度)であり,飼育に困難性があって,需要は大いにあるものの,飼育頭数は伸び悩みの状態である。生後半年で毛皮がとれ(岡山県では12月に毛皮にする),毎年2月に1回開催される北海道ミンク農業協同組合のせり市場で販売される(御津町伊田 内藤禎孝談)。