既刊の紹介岡山県畜産史

第2編 各論

第7章 家畜衛生

第3節 家畜人工授精の発達

4 岡山県家畜人工授精所

 昭和36年(1961)1月における同場業務概要によれば,県南の家畜人工授精センターとして,昭和32年(1957)4月1日に開設され,33年(1958)1月17日から業務を開始した。はじめ種雄牛は,酪農試験場からホルスタイン種4頭,和牛試験場から黒毛和種1頭および民間から購売した黒毛和種1頭の計6頭であった。
 所在地は御津郡一宮村(現岡山市)西辛川1003番地で67アールの用地に本館,牛舎(2棟)その他所要施設建物計690平方メートルを設備した。
 種雄畜は,乳用牛6頭,和牛3頭および山羊1頭であった。技師2,技師補2,牧夫1,その他2の計7名の陣容をもって,36年度中の精液生産数は,乳牛1万5,599本,和牛6,024本および山羊53本であった。精液手数料は表7−3−4のとおりであった。
 この人工授精所は,凍結精液技術が導入されて,酪農,和牛両試験場をメインセンターとし,各家畜保健衛生所をサブセンターとする人工授精組織が確立されたので,昭和41年(1966)4月1日廃止された。