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畜産情報概論

○ 家畜の個体

家畜の個体に関するデータで以下のものが挙げられます。

これらは、繁殖台帳や牛群検定や育種価といったものにまとめられます。 生産の現場において発生する様々な情報を含んでおり、他の情報が外部データとのやり取りが多いのに対して、 経営の内部情報を中心にデータの処理を行うのに使う、生産に直結した情報です。 また、生産の現況を把握し、その善し悪しを判断する基本情報でもあります。

○ 経営収支

経営に関する金銭関係のデータで以下のものが挙げられます。

現金出納帳、預金通帳や振替伝票等にまとめられます。税務申告の資料や経営分析を行う際の基礎データとなります。 畜産物の生産が経済活動である以上避けて通れない情報であり、農家の経営内容を知るうえでもっとも重要なデータです。

○ 自給飼料、気象、環境

飼料の生産に関わるデータで以下のものが挙げられます。

気象情報は、農業生産と密接な関係にあり、外部農業情報として重要な情報です。 また、有効に利用するためには長い期間のデータの蓄積と分析が必要です。

○ その他の技術

本人の記録によるデータではなく、機関や団体等から提供される衛生や環境に関する技術データで以下のものが挙げられます。

これらは、文献として提供入手することが多い。 学術誌、試験研究報告など農業(畜産)生産に関する文献や新聞記事等についての情報がそれです。 これらの情報は一般に(本や雑誌であるので)有料である場合が多い。 また、最近では提供の方法としてパソコン通信や、FAXにより提供される場合もあります。

○ 経営支援

統計や資金等のデータで、一般的に機関や団体や商社から広報誌等のペーパー(もしくは口頭)で配られるデータです。

このデータはこれ単体では意味を成さない場合が多い、 前述のデータと比較して経営の計画分析等を行うときに利用して価値を発する参考データです。

以上幾つかデータを分類して説明しましたが、情報を処理するとは全て畜産経営に関するデータ(情報)を整理し、 問題点を洗い出し、経営の向上に結び付けることを目的としています。