既刊の紹介肉用牛繁殖経営診断のまとめ平成13年

肉用牛繁殖経営診断のまとめ 平成13年

3.飼料作付け延べ面積

 図15に診断農家の成雌牛1頭当たり飼料作付け延べ面積の推移を示した。飼料作付け延べ面積は、平成3年度(21.1a)から平成7年度(11.4a)まで年々減少しており、平成8年度(17.5a)は対象農家の大幅な変更により増加を示したが、その後は飼養頭数の増加に伴う飼料作付け延べ面積の拡大ができておらず、結果として減少を示し、平成11年度(20.2a)は転作の強化による休耕田等の積極的な利用等で、飼料作付け延べ面積が増加したものの、平成12年度は上記と同様な理由から前年度より2.1a減少の18.1aとなっている。


図15 診断農家の成雌牛1頭当たり飼料作付け延べ面積の推移

 図16に診断農家の成雌牛1頭当たり飼料作付け延べ面積の分布を示した。10a未満が9事例(47.4%)と最も多く、20a未満で全体の78.9%を占めている。一方、30a以上40a未満と60a以上の経営がそれぞれ2事例(10.5%)あり、経営間で大きな差があった。


図16 診断農家の成雌牛1頭当たり飼料作付け延べ面積の分布