既刊の紹介岡山県畜産史

第2編 各論

第4章 養鶏の発達

第3節 鶏の改良

3.孵卵事業の発達

(9)最近の孵卵業界

 昭和54年(1979)4月現在における孵卵場は表4−3−18のとおりである。10業者のうちの多くは外国雛を販売しているが,1部の業者は在来種の改良に鋭意努力を注ぎ,在来雛の販売を続けている。
 全国で孵化される雛のうち,県内で孵化される雛の割合は,全国の孵化羽数に対して,昭和42年(1967)の4.08パーセントから,昭和52年(1977)には2.68パーセントになっている。なお,同年において孵化した雛の品種別の内訳は,卵用純粋種3.85パーセント,卵用一代雑種4.44パーセント,卵用外国雛4.15パーセント,肉用種2.07パーセントになっている。

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