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ホーム>岡山畜産便り > 岡山畜産便り2000年7月号 > 千屋牛のブランド化に向けて |
○はじめに
皆さんは「千屋牛」を御存知でしょうか?
それでは「千屋牛」が新たに生まれ変わろうとしていることは?
阿新地域では昨年度から「千屋牛」の魅力を再認識するために「千屋牛」ブランド確立に向けての取り組みを行っており,その一部について紹介していきたいと思います。
○新「千屋牛」について
新しい「千屋牛」ブランド名の使用については,当然のことながら@「千屋牛」の血統を受け継いでいること,を前提として,A親子分離による清浄な環境での子牛飼育,B抗生物質の不投与,CNON−GMO及びPHF穀物の給与等を要件として設定しており,安全な環境で健全に育成させることを基本理念としています。
○カーフハッチの導入
親子分離方式の一つとして,カーフハッチ利用による飼育方法を導入しています。

木製カーフハッチ
ハッチはパドック等と一体的に整備し,阿新産の間伐材(杉,桧)を利用した木製のもの及びFRP製のものを導入しています。
FRP製:1式7万円 (うち50%補助)
木 製:1式20万円 (うち75%補助)
木製については価格,重量の面で多少不利な点がありますが,耐寒暑性は抜群であり,評判も上々です。
現在,飼育規模等により選定した8農場において,カーフハッチによる親子分離飼育を実践しています。

カーフハッチによる飼育風景(荒戸山牧場)
○飼育方法の検討
ハッチを導入した農場では毎月,子牛の発育(体高,体重)を調査しています。
基本的には生後3日から3ヶ月までの間をハッチで飼育することとしています。和牛での人工哺乳技術が確立されていなかったことなどから現在も哺乳期間を含めた飼育体系を検討中であり,毎月のデータを元に飼育マニュアルの向上に努めています。

体重測定の様子(新見市)
以上の取り組みはまだ始まったばかりであり,「千屋牛」産地復活に向けて今後も地域一丸となって盛り上げていきたいと考えています。