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畜産農家を訪ねてみると,経営内で様々な工夫が行われています。今回は,このうち数例について紹介します。
つなぎ牛舎において,モミガラ等の副資材は,牛床・通路の乾燥・滑り止めに不可欠なものです。本例はモミガラ運搬車を三輪車とすることで安定性を高め,ブレーキまでつけてあります。作業の主役(?)である,お年寄りや女性でも片手で安全に作業が可能です。

つなぎ飼養している牛の足が痛むと,このフリーバーンに移しています。何の拘束もなく,厚く敷かれた敷料の上でゆったり休むことで,これまで廃用にしていた牛が再び戦線復帰できています。牛舎内への通路があり,搾乳時は牛舎内の繋ぎに誘導します。

小型サイロを子牛用に使っている例は多いですが,本例は古い中型サイロの縦半分を横にしているのが特徴です(写真3)。
天井が低いので,敷料交換の作業性や防暑の点から,ブロック等で,数十p程度横壁を立ち上げ,その上にサイロを乗せる方法も考えられます。

衛生面から,牛舎内への鳥の侵入が問題とされています。しかし,かかし等のおどしを設置しても短期間で慣れてしまい,効果が続きません(写真4)。

本例は,バーンスクレーパー(フリーストール牛舎のふん掻き)のワイヤー回転部分にマネキンを取り付けたものです。スクレーパー稼働時にはマネキンがぐるぐると動き出します。これは,効果テキメンらしく,カラス等がよりつかなくなったそうです(写真5)。
まだまだ多くの工夫が,生産現場にはあると思います。その中には,多くの人に役立つ素晴らしい技術が眠っているのではないでしょうか?今後も,現場で目を凝らし,偉大なるアイデアの創造主である農家の皆さんの経営から学んでいきたいと思っています。
