ホーム > 岡山畜産便り > 岡山畜産便り2002年10月号 > 普及現場からの報告 第2回勝英地域畜産共進会 |
勝英地域は昔から畜産が盛んで,現在でも乳牛飼養頭数4,031頭(県内占有率15.3%),肉用牛飼養頭数6,231頭(同20.2%※)と県下でも有数の畜産地帯です。
勝英地域では昨年初めて,勝田・英田郡共同開催の畜産共進会を開催しましたが,今年はさらに,生産者と県民とのふれあいを目的に新たに畜産物フェアの開催を計画し,各関係機関協力のもと,第2回勝英地域畜産共進会&畜産物フェアを平成14年8月31日,奈義町滝本グランドで開催しました。
共進会開催にあたって各地域の畜産農家に呼びかけ,10町村中7町(勝田町,勝央町,奈義町,勝北町,大原町,美作町,作東町)から参加,去年よりも5頭多い,乳牛52頭,和牛28頭,計80頭の出品となりました。
開催当日は台風上陸かという,最悪の天候状態が予想されましたが,曇り空のもと無事出品頭数80頭がその発育を競い合いました。
共進会開催と同時に,畜産物フェアも開催されました。
畜産物フェアは,和牛1頭分肉格安販売をはじめとして,豪華景品プレゼント,堆肥などの無料配布コーナー,動物ふれあい広場,さらには各町村ごと,生産者が協力しあい店を出店するなど,生産者,各関係機関一体となって開催することができました。
3万部のチラシ配布,無線放送などによる呼びかけの効果もあってか,畜産物フェア開催と同時に客が入り始め,最終的にのべ2,100人もの来場がありました。和牛肉も即完売,大盛況のもと無事畜産物フェアを終了することができました。
当初の目的の一つでもある地域への畜産のイメージ改善,畜産農家の努力のアピールも達成できたと思います。
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サイコロ卵抽選会場 | JA販売風景 |
延べ3時間にも及ぶ審査の結果,乳牛の部の優勝には勝北町の景山洋二さんの愛牛「ビクトリア リー パルファン」号が,和牛の部の優勝には奈義町の皆木睦男さんの愛牛「たけしげ22」号が選出されました。
ビクトリア リー パルファン号
たけしげ22号
本共進会及び畜産物フェアが本地域畜産のさらなる飛躍に向け末永く盛大に開催できるよう,今後とも生産者,関係機関ともども協力しあっていく予定です。