|
ホーム>岡山畜産便り > 岡山畜産便り1998年10月号 > 「ヨーネ病について」 |
ヨーネ病はMycobacterium Paratuberclosisの感染による反芻獣の疾病で,慢性で頑固な下痢が主な症状です。日本での発生は,かっては北海道の一部の海外導入牛飼育農家に限定されていました。しかしながら、その発生は現在では本州全域に広がっており,発生頭数も年々増加の一途をたどっています(表1)。
|
|
|
|
|
139 |
|
|
134 |
|
|
184 |
|
|
212 |
|
|
216 |
|
|
226 |
|
|
222 |
|
|
278 |
|
|
298 |
|
|
574 |
最近では,岡山県内でも発生がみられております。
そこで,平成7年10月から平成10年9月までの県内におけるヨーネ病発生の概要を報告します。
1.岡山県における発生農家の概要(表2)
いずれもホルスタイン種を飼養する酪農家で,海外及び北海道からの導入に伴いヨーネ病ELISA検査を実施しました。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
30 |
北海道 |
|
|
|
|
|
|
250 |
北海道 |
|
|
|
|
|
|
53 |
カナダ |
|
|
|
|
|
|
38 |
アメリカ |
2.検査結果(表3)
いずれの牛も検査時に下痢等の臨床症状は全く認められませんでしたが,ELISA検査により,陽性牛として摘発されたため,家畜伝染病予防法に基づき殺処分しました。いずれの症例においても,と殺時の剖検所見で腸管にヨーネ病の特徴的病変が認められました。また,ヨーネ病の原因菌であるMycobacterium
Paratuberclosisも分離されました。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
3.対策(表4)
ヨーネ病は有効な治療法およびワクチンが確立されていないため,感染牛の早期摘発と淘汰が唯一の対策となります。
岡山県では,輸入牛およびヨーネ病の発生都道府県からの導入牛を対象に,法に基づき検査を実施しています。輸入牛は導入翌年から3年間,ヨーネ病の発生都道府県からの場合は導入年度から3年間,検査を行ってヨーネ病の侵入と蔓延防止に努めています。
海外やヨーネ病発生都道府県から牛を導入される場合,または,治りにくい下痢が続いている牛がいるときは最寄りの家畜保健衛生所までご連絡下さい。
|
|
|
|
|
|
| 輸入牛 |
|
|
|
|
| 発生都道府県からの導入牛 |
|
|
|
|