畜産ニュース

　５月25日邑久郡太伯村を皮切りに開催された本年度乳牛高等登録体格審査は，日本ホルスタイン登録協会加藤技師，大沼技師，奥山酪農協会長，県畜産課藏知技師，加本技師，酪農協会松田主事により実施された，本年は昨年に比べ質的には幾分向上を見せ，いいものが出て来たが一般的に見て飼養管理技術の不良のもの，特に育成技術の不良のものが相当数あったのは遺憾であった。
　又体型的には先般の乳牛共進会の時の審査報告にもあったように，特に後躯の悪いものが多く，今後の改良上特に注意を要する点であると考えられたのである。全般的に削蹄技術の悪いものが多く，運動不足と相俟って肢蹄の不良のものが多く，手入不足と共に今後特に注意を要することと思われた。
　審査の結果下の牛が合格した。