| ホーム>岡山畜産便り>復刻版 岡山畜産便り昭和26年8月号 > 和牛だより | 

本年度において育成し県下に配付する予定をもって先般来候補種牡牛の選定を行っていたが今般下記を選定し先日入場した。今般入場のものは何れも相当優良なもので当場においても張切って育成に最善の努力を傾注しているので必ずや大方の御期待に副うことができるものと信じている。
| 名号 | 産地 | 生年月日 | 血統 | |
| 父 | 母 | |||
| 栄山 | 阿哲郡石ヶ郷村 | 25.2.6 | 第6熊滝 本第719号 | あこや 予岡第2024号 | 
| 福谷 | 阿哲郡神代村 | 24.12.25 | 第2栄 本第1172号 | 第五ふくひめ 本第6829号 | 
| 高野 | 阿哲郡野馳村 | 25.2.1 | 福花 本第1787号 | ふみひさ 予岡第6177号 | 
| 本春 | 阿哲郡千屋村 | 25.2.1 | 第4大本 予岡第23号 | はる 予鳥5206号 | 
| 広昌4 | 真庭郡美甘村 | 25.2.10 | 広民 本第1169号 | ひろ3 予岡10870号 | 
| 大喜 | 兵庫県美才郡 | 25.5.4 | 寳忠 予兵1884号 | すき世 予兵6002号 | 
 当場における和牛の種付事業は創設以来の懸案となっていながら未だ現実の運びに到らず単に練習生の技術の練習を目的として時々実施していた程度であったが畜産農場としての使命に鑑み当地方における関係者の方とも打合せの上予而当場において育成中の第2薫
号をもって7月1日から種付事業を開始することにした。津山市附近には種牡牛が比較的多いのでこの点も充分考慮して下記方針によって行うことになっている。
一.種付け方法は人工授精とし当場に牽付してきた牛に対して種付し出張種は当分の間実施しない。
二.種付は午前8時半から午後5時半迄とする。
三.種付料金は600円(県の規定による。)次に第2薫号の血統は下の通りである。
