| ホーム>岡山畜産便り > 復刻版 岡山畜産便り昭和30年11,12月合併号 > 岡山県獣医畜産学会 研究発表特集 (13)インフルエンザヴイールスの発育に及ぼす菌毒素の影響 |
Influenza Virus の発育に種々の polysaccharide が Inhibite capacity を有し且つその Mechanism も推論されているが菌毒素によるその影響はあまり研究がない。Friedlander bacillus の Polisaccharide(endotonin)の影響は Ginsberg などにより述べられているが,その他の報告を聞かないので昨目下細菌学会に発表の Shigella Endotonin による発育抑制実験に引続き Defhther : a 及 Shigella dysenterise I の Ektotoxin 及びその Toxoid の及ぼす効果を見た。Hemagglutrmation, I Dso Titration に於て Toxoid は可成り著明な増殖抑制を見せた,併し Toxin の致死量は小なのでこの範囲内の試験ではその効果は無かった,之を De embryonatedmethod で見ると Toxin もやはりその効ある事が分った。この場合は Hem agglutination と C. F. Antigenicity を調べた。以上の実験に於て chorioallantoic membrane に於ける Influenza Virus の増殖にこれ等の Toxin は Inhibition の効果を認める事が出来た。