| ホーム>岡山畜産便り > 復刻版 岡山畜産便り昭和31年2月号 > 市況 1万7,000余頭を売買 高梁家畜市場30年取引 |
和牛の取引では日本三大市場の一つである高梁常設家畜市場の30年総取引高がこのほどまとまった。その内容は次表のとおりであるが,昨年1年間の同市場の全般的市況は上半期は前年の好景気を反映して春高を数ヵ月保持したが,夏を迎えて予想外な相場の下落をみて各家畜業者に大きな打撃を与えた。9月に入って次第に市場価額が上昇し,冬季とともに春ごろに近い値に戻った。「31年の市況は春高の気配が強く各方面の期待は大きい」と大河畜連会長は明るい見通しを語っている。
| 29 年 | 30 年 | |
| 入場頭数 | 17,518頭 | 20,566頭 |
| 売買頭数 | 14,917頭 | 17,749頭 |
| 総価額 | 524,605,500円 | 380,742,250円 |
| 最高1頭の価額 | 270,000円 | 117,000円 |
| 最低1頭の価額 | 1,000円 | 500円 |
| 1頭平均価額 | 35,046円 | 21,451円 |
| 県外移出頭数 | 5,338円 | 6,653頭 |